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台湾芸術家チーウェイ・チョアンさんの作品、六本木アートナイトで展示

  • 日付:2019-05-27
台湾芸術家チーウェイ・チョアンさんの作品、六本木アートナイトで展示

東京・六本木を舞台に5月25~26日に開催された一夜限りのアートの祭典「六本木アートナイト2019」で、台湾の芸術家、チーウェイ・チョアン(荘志維)さんが手がけた屋外インスタレーション(空間芸術)「暗闇の中の虹」が展示されました。チョアンさんの作品は人通りの多い六本木ヒルズノースタワー前に設置され、観客の目を引きました。


黒い塗料で覆われたガラスキューブを並べ、来場者にその表面の塗料を削って落書きをしてもらう来場者参加型の作品です。夜には虹色に光るLEDライトを作品内部で点灯させることで、絵や文字を浮かび上がらせました。


作品についてチョアンさんは、全ての人が生きていく中で経験する「傷跡」をコンセプトに創作したと説明します。それぞれが抱える心身の傷に勇敢に向き合ってほしいとの願いが込められました。傷を付けた部分から透ける虹色の光は、「傷跡の背後にある希望」を象徴しているといいます。書くことで気持ちを発散できるとのメッセージも伝えています。


同イベントには文化部(文化省)が特別助成しました。


六本木のペロタン東京で5月15日から6月26日まで開かれている台湾出身の芸術家リー・ミンウェイ(李明維)さんの個展「ザ・ツーリスト」は、六本木アートナイトの同時開催プログラムとして25日は夜10時まで開館時間が延長されました。