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東京・六本木に台湾の伝統的な格子窓 アートの祭典、夜に彩り

  • 日付:2022-09-26
東京・六本木に台湾の伝統的な格子窓 アートの祭典、夜に彩り

東京・六本木に17~19日の3日間、台湾の伝統的な格子窓から着想を得た大型アート作品がお目見えしました。同地を舞台に3年ぶりに繰り広げられたアートの祭典「六本木アートナイト2022」で展示されたもので、東京生まれ、台湾育ちの台湾人芸術家、マイケル・リン(林明弘)さんが手掛けました。


同作が登場したのは六本木ヒルズと、路地にあるビル「ジオットハウス」の2カ所です。両方の建物の窓には、伝統的な格子窓とコインの模様を掛け合わせたデザインが大きく展開。ジオットハウスでは夜になるとビル一面の窓ガラスがピンクに光り、通行人の目を引きました。


タイトルは「窓」。格子窓は「見る」という体験を促すスクリーンとして機能し、コインは経済的な交換を象徴しています。現代の「視覚的消費文化」について考えさせることを狙いにした作品だということです。


台北駐日経済文化代表処台湾文化センターは、近年、同イベントの主催者の一つである森美術館と密接に協力しており、同イベントへの台湾人芸術家の参加を推進したと説明。新型コロナウイルスの影響で芸術面の交流が制限を受けているものの、台湾人芸術家が日本で活躍できる機会を今後も広げていく方針を示しました。