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李琴峰さん、台北国際ブックフェアにオンラインで登壇

  • 日付:2022-06-07
李琴峰さん、台北国際ブックフェアにオンラインで登壇

日本を拠点に活動し、「彼岸花が咲く島」で昨年、台湾人作家として初めて芥川賞を受賞した李琴峰(りことみ)さんが6月4日、「第30回台北国際ブックフェア」にオンラインで登壇しました。創作者として受賞は二の次だとし、自身が何を書きたいか、何に関心を寄せているかということの方が重要だと語りました。


李さんが自ら翻訳を手掛けた「彼岸花~」の中国語版がこのほど台湾で出版され、この日は同作の新刊発表会にオンラインで出席しました。


芥川賞は自身に影響があったとも言えるし、なかったとも言えると話す李さん。2019年に「五つ数えれば三日月が」で初めて芥川賞にノミネートされ、知名度が上がったことで仕事が増えたとしつつ、賞の獲得よりも、自身の目に映る世界を書くことの方が作家にとっては重要だと指摘しました。


また、書きたいものを書ければそれで良く、受賞してもしなくても同じだとし、受賞するために迎合したり書き方を変えたりする必要はないと力を込めました。