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1955年に太平洋を横断した中国式木造帆船が台湾に“帰郷”

  • 日付:2013-01-04
1955年に太平洋を横断した中国式木造帆船が台湾に“帰郷”

行政院文化建設委員会の龍応台主任委員(当時)は記者会見を開き、1955年に太平洋を横断して米国に渡った中国式の木造帆船「自由中国号」が帰台のため、28日未明にサンフランシスコ港を出発すると発表しました。


帆船試合へ参加するため、1955年4月に台湾北部の基隆港を出港した自由中国号ですが、結局試合に間に合わず、渡米後はそのまま現地に残されていました。この度コンテナ船で基隆港に帰還する運びとなりました。


記者会見では220ページに及ぶ船員の航海日記の手稿や船の模型が展示されたほか、龍主任委員はインターネットを通じて当時舵を取った周傳鈞さんとCalvin E. Mehlertさん(いずれも80代)が挨拶を交わしました。


周さんは当時まだ28歳で、太平洋を横断した理由について、一般の若者と同じように外国へ行って見たかったためと述べ、Mehlertさんは太平洋を渡るのは少しも難しくないと振り返りました。