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台湾の漫画家12人が参加 鄭問さんの作品紹介も=仏アングレーム漫画祭

  • 日付:2019-01-24
台湾の漫画家12人が参加 鄭問さんの作品紹介も=仏アングレーム漫画祭

文化部(文化省)は欧州最大規模の漫画イベント「アングレーム国際漫画祭」(仏アングレーム市・124日~27日開催)に台湾パビリオンを出展しました。台湾の作品を世界にアピールするのが狙いで、台湾を代表する12人の漫画家が参加しました。2017年に死去した漫画界の巨匠、鄭問さんの作品の展示も行っています。


台湾パビリオンの出展は8度目です。2012年の初出展以降、台湾の漫画家の作品はフランスをはじめとする国の出版社から評価され、フランス語やドイツ語、イタリア語などに翻訳されています。


今年は台湾の漫画賞「金漫奨」で昨年最高賞に輝いた李隆杰さんのほか、アングレーム漫画祭の若手漫画家コンクールで600人を超える応募者の中から入賞者20人に選ばれた陳沛シウさんと林倩羽さん、写真共有アプリ「インスタグラム」と連動させた新設コンクール「Draw Me Comics」で入賞を果たした饒予安さん、葉馨文さん、欧泥さんなどが参加しました。饒さんは同コンクールで上位3人に選出されています。(シウ=王へんに有)


116日には台北市内で壮行会が行われ、同漫画祭に参加する漫画家らが出席しました。台湾パビリオンのキュレーターを務めるカク明義さんは、今年はパビリオンがステージ近くの目立つ場所に設置されることに触れ、現地の愛好家に台湾漫画の多元的な面を見てもらえればと期待を寄せました。(カク=赤におおざと)


期間中には鄭問さんの功績を紹介する講座も開かれます。講座に登壇する息子の鄭植羽さんは、父親の作品をフランスの読者に紹介したいと意気込みを語りました。