蒙蔵(モンゴルチベット)文化センターには3科あり、各担当業務は以下の通りです。
一、モンゴルとチベットの文化に関する法規の検討と制定、修正。
二、モンゴル族とチベット族の居住地域との交流・協力。
三、モンゴルとチベットの人材育成。
四、モンゴルとチベットの文化保存と周知、また、発展政策の検討、企画、広報、奨励、推進。
五、モンゴルとチベットの文化財に関する展覧会実施や図書資料の収蔵・保護。
六、モンゴルとチベットの文化に関する財団法人の監督、指導。
七、このほか、モンゴルとチベットの文化に関する業務。
モンゴルチベット-業務説明
一、沿革と現状
前身:蒙蔵委員会
(一)蒙蔵委員会の前身は、内務部蒙蔵事務処、蒙蔵事務局、蒙蔵院といった機関。
(二)1928年、モンゴルチベット改革を統括する、行政院に属する機関として、蒙蔵委員会が設置された。2017年、行政院の組織改革に伴い、旧蒙蔵委員会が担当したモンゴル・チベット文化の伝承・発展に関する業務とサービスを、文化部により設立された蒙蔵文化センターが引き継ぐことになる。
二、組織
蒙蔵文化センター
総合科
モンゴル科
チベット科
三、主要業務
(一)モンゴルとチベットの文化に関する広報:モンゴルとチベットの祝祭や文化芸術イベントの開催、モンゴルとチベットの文化保存と周知。
(二)モンゴルとチベットの弱者保護:台湾在住のモンゴル人、チベット人へのケアと指導、台湾生活への適応支援。また、社会福祉ネットワークとの連携や必要に応じた支援の提供。
(三)台湾とモンゴル族・チベット族居住地域との交流推進:モンゴル族・チベット族の地域文化や学術、教育分野での交流強化。
(四)モンゴル族・チベット族の居住地域への人道支援:内外の非政府組織との連携による、モンゴルとチベット支援の青年ボランティアの育成、また、公的・私的機関との連携による人道支援計画の遂行。
四、各科の業務について
(一)総合科
展覧会・見学業務
1、モンゴルとチベットの文化財特別展開催。
2、モンゴルとチベットの文化財巡回展開催。
3、見学に関する業務。
収蔵物管理
1、モンゴルとチベットの重要文化史料収集とデジタルアーカイブの管理活用。
2、モンゴルとチベットの重要文化財収集とデジタルアーカイブの管理活用。
教育推進業務
1、モンゴルとチベットの文化に関する教育推進活動実施。
2、モンゴルとチベットをテーマとした講座や体験授業実施。
3、モンゴルとチベットの言語推進授業実施。
専門施設の経営と管理業務
1、建物施設やソフト・ハード設備の改修。
2、施設間交流と人材育成。
3、ボランティアや実習の受け入れ。
(二)モンゴル科
モンゴル文化の推進、台湾の多元的な文化発展の促進
1、モンゴル族の伝統的な行事実施-チンギス・ハーン大祭。
2、モンゴルの文化芸術イベント開催。
3、モンゴルの芸術品・文化財の展覧会開催。
4、モンゴルの学術・文化に関するセミナーや研修会実施。
5、モンゴルとチベットの文化に関する季刊誌の編集、発行。
6、民間団体や大学などによるモンゴルとチベットに関する学術・文化発展、交流活動の奨励。
台湾在住モンゴル族に対する保護・相談
1、台湾在住モンゴル族の保護。
2、台湾のモンゴル族団体に対する指導業務。
民間との連携によるモンゴル族居住地域との交流促進
民間団体や台湾の大学などが実施する海外のモンゴル族居住地域との文化、学術、教育分野での交流、人道支援といった活動の奨励。
(三)チベット科
台湾特有のチベット文化芸術イベント展開
1、チベットの文化芸術イベント開催。
2、チベットの芸術品・文化財の展覧会開催。
3、モンゴル・チベット文化に関する巡回講座実施。
台湾在住チベット族に対する保護・相談
1、台湾在住のチベット族の保護。
2、祝祭、親善イベントの開催とチベット族の文化・習俗の保護。
民間との連携によるチベット族居住地域への人道支援と交流
1、チベット族居住地域との各種文化交流推進。
2、海外のチベット族支援。
五、連絡先
電話:(02)2356-6467
住所:10055 台北市徐州路5号4階
六、ウェブサイト
モンゴルチベット資料検索システム