メインのコンテンツブロックにジャンプします

日本国際漫画賞で優秀賞受賞の星期一回収日さん「思いも寄らなかった」

  • 日付:2023-03-03
日本国際漫画賞で優秀賞受賞の星期一回収日さん「思いも寄らなかった」

日本の外務省が主催する第16回日本国際漫画賞で優秀賞を受賞した台湾の漫画「ネコと海の彼方」の作者、星期一回収日さんが3月2日、東京都内で開かれた授賞式に出席しました。星期一さんはステージで、受賞をするとは「(作品制作を始めた)当初は思いも寄らなかった」と喜びを語りました。


同作は性格の違う少女2人の友情を描いた作品で、原作は陳巧蓉さん。星期一さんは壇上で同作品が生まれた経緯について、陳さんのフェイスブックでの投稿が編集者の目に留まったのがきっかけになったと紹介。元々は短編漫画のプロジェクトだったものの、漫画1冊になるほどの量になったのだといいます。


また、授賞式に出席できなかった陳さんのコメントを代読。「これまでの人生で何度も物語に助けられてきた」と述べ、この物語が読者の心に末永く残るささやかなエネルギーになれば」と話しました。


文化部(文化省)は漫画人材の育成と国際交流に力を入れ、補助金を出して漫画家の作品制作を支援しています。


今年の日本国際漫画賞には77の国・地域から503作品の応募がありました。優秀賞は最優秀賞に次ぐ賞です。台湾からは頼凱さんの「正義」と葉羽桐さんの「猫剣客」も入賞しています。