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「金漫奨」 グランプリのMoonsiaさん「台湾の漫画を世界に見てもらいたい」

  • 日付:2022-10-06
「金漫奨」 グランプリのMoonsiaさん「台湾の漫画を世界に見てもらいたい」

台湾漫画の最高栄誉とされる「ゴールデン・コミック・アワード」(金漫奨、文化部主催)の第13回授賞式が10月6日、台北市内で行われ、Moonsiaさんの「星咒之絆」がグランプリに輝きました。


13歳の時に漫画家を目指したMoonsiaさん。祖父がよく漫画を持って帰ってきたり、友人と図書館で漫画を読んだり、好きになった日本のアニメの多くは原作が漫画だったりと、漫画に触れる機会が多くありました。「物語を話すことや絵を描くことが好きで、漫画家になることは大変なことと知っていたけれど、一度真剣に試してみたいと思った」と振り返ります。


過去にはニューヨークでゲームデザインを学び、その後カナダに留学もしました。2018年からは世界各地を巡る旅を始め、漫画を執筆しています。「前回の作品で主人公がサーカス団と一緒に仕事をしていて、旅しながら働くことに憧れを抱かせた」とMoonsiaさん。すでに約30カ国を訪れ、目の前の風景を漫画に描くこともあります。


台湾の漫画については、「台湾には世界に見てもらう価値のある漫画がたくさんある」として、世界に知ってもらいたいと願います。


年間漫画賞には「星咒之絆」の他、Jiji吉吉さんの「婚礼大作戦」、狼七さん、食夢蟹さんの「湧与波:自由中国号」、艾莉柚さんの「猫妖伝」、HOMさんの「無価之画:巴黎的追光少年 上」、李隆杰さんの「1624男人与島」がそれぞれ選ばれました。