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日本統治時代の駅舎に関する史料をデジタル化 アーカイブ構築へ

  • 日付:2018-03-27
日本統治時代の駅舎に関する史料をデジタル化 アーカイブ構築へ

日本統治時代に建設された7大駅舎(基隆、台北、新竹、台中、嘉義、台南、高雄)の設計図などの史料を修復やデジタル化する計画が文化部(文化省)文化資産局によって進められています。デジタル化された史料は、同部が整備を進める台北機廠鉄道博物館に収蔵され、デジタルアーカイブとして活用される予定です。

 

今回デジタル化する史料は、台北市の国定古跡、旧台湾総督府鉄道部庁舎で1998年に発見されました。計画には成功大学や台南芸術大学が参加し、史料の分析や修復などで協力します。

 

台北市内で321日に開かれた発表会に出席した楊子葆政務次長は、台湾の鉄道文化資産は独自性と世界性を兼ね備えていると述べ、デジタルアーカイブが完成すれば、同博物館は世界屈指の鉄道史料拠点になるだろうと期待を示した。 

台北機廠鉄道博物館は、日本統治時代の1935(昭和10)年に落成した鉄道工場跡地を再利用した施設です。国家レベルの鉄道博物館として再生するため、現在は修繕工事や整備が進められています。