メインのコンテンツブロックにジャンプします

「湾生」が台湾に里帰り 記録映画に 謝駐日代表、台日友好関係の深化願う

  • 日付:2018-04-10
「湾生」が台湾に里帰り 記録映画に 謝駐日代表、台日友好関係の深化願う

日本統治時代の台湾で生まれた日本人、いわゆる「湾生」を題材にしたドキュメンタリー映画「心の故郷〜ある湾生の歩んできた道」(日本で519日公開)の特別試写会が331日、東京都の台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで開かれました。作品を鑑賞した謝長廷代表(大使に相当)は、同作が若者世代に台日の絆を知ってもらう架け橋となり、長年にわたって築かれてきた台日の友好関係がさらに深まればと期待を寄せました。


同作は戦後に日本に引き揚げ、80歳を過ぎて出生の地を改めて訪れた2人の物語を主軸に、湾生の数奇な人生を描いています。メガホンを取ったのは、九フンや金瓜石、金門島、国民党老兵など台湾をテーマにした作品を送り出してきた林雅行監督です。東部・宜蘭県の南方澳漁港や蘇澳冷泉、蘇澳小学校などで撮影が行われました。(フン=にんべんに分) 


謝代表はあいさつで、台湾と日本には古くから深いつながりがあり、湾生はその一部分だと紹介。この作品を通じ、より多くの人に台日の歴史的結び付きを知ってほしいと話しました。