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台中の映画文化施設、試験開館へ 10月末予定 マイナー作品など上映

  • 日付:2018-07-19
台中の映画文化施設、試験開館へ 10月末予定 マイナー作品など上映

中部・台中市中区に建設中の映画文化施設「中山73」が今年10月末をめどに試験的に開館する見通しとなりました。オープン後はマイナー作品や芸術、ドキュメンタリー、ジェンダーを扱った作品などが上映される予定です。市は、同施設を通じて、台中の映像産業に親しみを持ってもらえるようになればと期待を寄せています。


台中市は映像産業の発展に力を入れており、約20億台湾元(約73億円)を投じ、撮影施設「中台湾影視基地」や作品の収蔵、上映などを行う「中台湾映画センター」の建設を進めています。


「中山73」は、市の拠出金で2016年に設立された撮影支援団体「台中市影視発展基金会」が手掛けています。建設には文化部(文化省)から補助金が交付されれました。1階は音楽の演奏や芸術作品の展示を行うスペースとなり、2階には約40人収容可能な上映スペースが設けられる予定です。


76日には林佳龍市長が現場を視察に訪れました。建設地の中区にはかつては映画館が多数存在していましたが、時代の変化に伴い閉館や移転が相次ぎ、これが地域の衰退にもつながったと林市長は指摘します。映画施設のオープンにより地域再生を促し、映画ファンを呼び戻したいと展望を示しました。