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第55回金馬奨 台湾映画「誰先愛上他的」が8部門ノミネート 「影」12部門に次ぐ

  • 日付:2018-10-09
第55回金馬奨 台湾映画「誰先愛上他的」が8部門ノミネート 「影」12部門に次ぐ

台湾で開催される中華圏を代表する映画賞「ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)の2018年のノミネートリストが10月1日、台北市内で発表されました。中国のチャン・イーモウ(張芸謀)監督の最新作「影」が最多12部門でノミネートされたのをはじめ、人気脚本家として知られるシュー・ユーティン(徐誉庭)が共同監督を務めた台湾映画「誰先愛上他的」が「影」に次ぐ多さの8部門で候補となりました。


今年は計667作品の応募があり、過去最高を更新しました。内訳は、長編フィクション228件、長編アニメーション8件、ドキュメンタリー99件、短編フィクション266件、短編アニメーション66件です。


「誰先愛上他的」は長編フィクション作品賞のほか、男・女主演賞、新人監督賞、新人俳優賞、オリジナル脚本賞、オリジナル映画歌曲賞、編集賞にノミネートされました。主演男優賞の候補に名を連ねたロイ・チウ(邱沢)の金馬奨ノミネートは初めてとなります。


このほか台湾の作品では、シャオ・ヤーチュエン(蕭雅全)監督の「范保徳」(5部門)、ホー・ウェイティン(何蔚庭)監督の「幸福城市」(4部門)、マレン・ホアン(黄栄昇)監督の「小美」(3部門)なども各賞にノミネートされました。


日本人では、「空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎」(妖猫伝)の石井教雄、「狄仁傑之四大天王」の前川英章が視覚効果賞に、アクション設計賞に谷垣健治が「モンスター・ハント2」(捉妖記2)と「邪不圧正」の2作品でそれぞれ名を連ねています。


55回金馬奨授賞式は1117日に台北市の国父紀念館で開催され、受賞者が発表されます。