4月に台北市や台中市での開催を予定していた「2020金馬ファンタスティック映画祭」（金馬奇幻影展）の中止が決まりました。映画祭運営者が3月18日に発表しました。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、入念な感染防止策を実施した上での開催を目指していましたが、同映画祭が最も大切にする性質が実践できない可能性がある上に、海外の感染状況の変化によって一部作品の連絡や輸送に影響が出ていたということです。
運営者によると、開催に向け、座席の間隔を空けたチケット販売や検温、アルコール消毒といった感染防止策を実施する予定でした。
延期ではなく、中止を決めた理由については、下半期には金馬名作映画祭（金馬経典影展）や金馬国際映画祭（金馬国際影展）が予定されており、延期をすればその他の映画祭のスケジュールやスペースを圧迫することになるためだと説明しました。
ラインナップされていた作品の一部は11月に開催予定の金馬国際映画祭または次回のファンタスティック映画祭で上映される予定です。台中市で開催予定だった上映イベントは、来年に延期するとしています。