台北市内で5月に予定されていた第12回台湾国際ドキュメンタリー映画祭(台湾国際記録片影展、TIDF)の開催が来春に延期されることが決まりました。映画祭事務局が3月20日、発表しました。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を背景に、すべての参加者の健康を考慮しての判断だとしています。
同映画祭は1998年に創設され、2年に一度開かれています。2014年以降は国家映画センター(国家電影中心)が主催しています。
事務局は報道資料で、新型コロナウイルスの感染拡大により「鑑賞の質が損なわれるだけでなく、訪台予定の100人近い映画人にも影響が出ている」とし、「交流とイベントの実行可能性が大幅にそがれ、映画祭の完全性と意義に大きな痛手となった」と説明しました。