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台湾漫画基地がリニューアル 漫画産業の健全化を支援

  • 日付:2020-05-29
台湾漫画基地がリニューアル 漫画産業の健全化を支援

台北市華陰街の文化施設「台湾漫画基地」が5月21日にリニューアルオープンし、開幕式典が同28日、同所で開かれました。運営を担当する独立行政法人、文化内容策進院(文策院)は、ソフトとハードの両面の向上に加え、プラットフォームとしての機能を高めることで、漫画人材の育成を強化すると共に異分野連携を推進し、漫画産業の健全化を支援していくとしています。

同基地は台湾初の漫画・アニメに特化した施設として文化部(文化省)によって設置され、昨年1月下旬に正式にオープンしました。漫画創作者の支援や異分野マッチングイベントの開催、展示スペースの提供、漫画関連の展覧会の開催などの機能を担い、産業発展を後押ししてきました。昨年新たに発足した文策院が今年3月、同基地のリニューアルに着手し、約2カ月の休館期間を経て再開館しました。

文策院の胡晴舫院長は、同基地が漫画家の創作基地となり、台湾漫画が世界に面するショーケースにもなればと期待を寄せ、「今日の開幕は心温まるスタート」だと述べました。

文化部の彭俊亨政務次長は、同基地の開幕は指標的な意味があるとし、「この場所が各種の分野を超えた交流のプラットフォームとなり、漫画基地を真の意味でみなさんのものにできれば」と意欲を示した。