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空総台湾当代文化実験場 週末に光のショー 古跡を照らす

  • 日付:2020-05-29
空総台湾当代文化実験場 週末に光のショー 古跡を照らす

台北市の文化施設「空総台湾当代文化実験場」(C-LAB)で5月30、31日、日本統治時代から残る建築物を利用した光と音のイベントが開催されます。外壁にプロジェクトマッピングで映像を投影するほか、人気ミュージシャンによるパフォーマンスも予定されています。

文化部(文化省)や国防部(国防省)の資料によると、C-LABは1939年に設立された台湾総督府工業研究所を前身とします。戦後は1949年から2012年まで、空軍総司令部(2006年から空軍司令部)として使われました。2015年に同市の歴史的建造物に登録され、文化部の主導の下で修復・再活用プロジェクトが進められていました。2018年に現代文化の拠点として生まれ変わり、作品の展示や上演、国際文化交流、ワークショップなどの場となっています。今月には、敷地を囲っていた塀を取り払う工事が完了しました。

イベントは、塀の撤去に伴ってC-LABがより開放的な空間となったことを記念して開かれるものです。変貌を伝える意味合いが込められています。プロジェクションマッピングが上映されるビルは、かつては空軍の情報センターとして使われており、映像では世界人口の最新統計など“現代の情報”が紹介されます。