メインのコンテンツブロックにジャンプします

漆芸家、彭坤炎さんの作品、「鎮座百年」の明治神宮に奉納

  • 日付:2020-08-26
漆芸家、彭坤炎さんの作品、「鎮座百年」の明治神宮に奉納

台湾の漆芸家、彭坤炎さんの作品「包容」が、今年で鎮座百年を迎えた明治神宮に奉納されました。日本漆工協会によって、奉納漆器に選ばれました。国立台湾工芸研究発展センターが8月26日、明らかにしました。

彭さんによれば制作には10カ月余りが費やされました。なだらかな曲面は万物への寛容さを象徴しており、社会の平和への祈りが込められているといいます。彭さんは漆芸を通じた日本との交流促進に尽力しており、昨年には日本漆工協会が主催する「日本文化を担う漆の美展」で農林水産大臣賞を受賞しています。

当初は明治神宮での感謝状授与が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で取りやめとなりました。感謝状や記念品は郵送で彭さんのもとに届けられました。彭さんは、台湾と日本が平和であり続け、友情も続いていくよう願う気持ちを語りました。