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台日で大規模交流イベント 芸術家が共に創作=文化相「非常に重要な精神」

  • 日付:2021-09-30
台日で大規模交流イベント 芸術家が共に創作=文化相「非常に重要な精神」

台湾と日本のアーティストらが参加する大規模文化交流イベント「Taiwan NOW(台湾ナウ)」が10月から12月にかけて台日両国で開催されます。開幕に先駆け、台北市内で9月29日、記者会見が開かれました。李永得文化部長(文化相)は、イベントでさまざまな芸術公演が行われることを紹介した上で、「台湾と日本の芸術家が共に作品を創り、台湾と日本の人々の前で披露する。これは非常に重要な精神であり、快挙だ」と喜びを示しました。

同イベントは東京や台湾南部の高雄、オンラインで開かれます。東京では、台湾と日本のアーティストらがコラボレーションした大型インスタレーション作品やパフォーマンス作品が公開、上演されるほか、高雄では年末、台日合作の台湾オペラ(歌仔戯)が上演されます。

総合プロデューサーを務める国家文化芸術基金会の林曼麗董事長(会長)は、国際交流は一方的に相手に理解してもらうのではなく、手を取り合って共に創り出していくものになったとし、「芸術における双方の協力や理解、受け入れ、尊重を通じてこそ真に完成される」と語りました。

本来は東京五輪に合わせて昨年開催されるはずでしたが、新型コロナウイルスの影響で延期されました。日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の泉裕泰台北事務所代表(大使に相当)は、台湾が日本の五輪開催を自身のことのように喜び、日本とのイベントを計画してくれたことに感動したと話しました。

最初のイベントとして10月2日、台湾デザインを紹介する展覧会「未来の花見:台湾ハウス」が東京・丸の内のGOOD DESIGN Marunouchiで始まります。