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台湾人振付家、日本のダンスの祭典でダブル受賞

  • 日付:2021-12-17
台湾人振付家、日本のダンスの祭典でダブル受賞

今年で27回目となるダンスの祭典「ヨコハマダンスコレクション」のコンペティションの結果が12月12日に発表され、台湾のダンス劇団「微光製造」の創始者で振付家の王宇光さんが手掛けた「Beings」がアーキタンツ・アーティスト・サポート賞と奨励賞に輝きました。王さんは、メディアの取材に対し「とても幸運」と喜びを語りました。


今年は世界15カ国・地域から116組の応募がありました。映像と書類審査を経て決定した22組の上演審査が12月上旬に行われ、王さんは台湾から唯一ファイナリストに選ばれました。


王さんは、作品は人と人とのコミュニケーションの変化について問い掛けるものだと説明。「世界中で起きた新型コロナウイルス禍が人の生活の痕跡を変えた中で、人の体はどんな存在なのか、もしかしたらこの作品が観客に考えるきっかけを与えられるかもしれない」と語りました。


王さんによりますと、当初は訪日しての上演を予定していたが、新型コロナの影響により、オンラインでの上映に切り換えて参加。半月を費やして新しい映像を撮影したということです。


受賞後、すでに日本から上演の依頼が舞い込んできていると話す王さん。新型コロナが早期に落ち着き、フルサイズの作品を舞台で上演できるようになればと願いました。