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台湾の漫画家、北九州市で滞在制作 台日の漫画文化交流深化を図る

  • 日付:2022-07-14
台湾の漫画家、北九州市で滞在制作 台日の漫画文化交流深化を図る

文化部(文化省)の公募で選ばれた漫画家2人が今年11月から12月までの1カ月間、福岡県北九州市で滞在制作を行います。同部は台日の漫画文化交流を深化させたいとしています。


同部が発表した報道資料によりますと、今回の滞在制作事業は台湾の漫画家の国際的視野を養うことを目的としたものです。台北駐日経済文化代表処台湾文化センターと北九州市による1年半以上の協議を経て、今年5月に覚書が締結されました。派遣された2人は現地に関連する絵5点を北九州市に寄贈することになっています。漫画家の公募は8月10日まで受け付け、応募者の中から派遣者を選びます。


漫画家を数多く輩出していることから、漫画で地域おこしを図っている北九州市。2012年に北九州市漫画ミュージアムが開館したほか、2014年からは漫画やアニメ、ゲームなどをテーマにしたイベント「KPF」(北九州ポップカルチャーフェスティバル)を開催し、ポップカルチャーの街としての魅力を発信しています。


文化部は2019年に初めて台湾の漫画賞「ゴールデン・コミック・アワード」(金漫奨)の受賞者や優秀作品を率いて北九州国際漫画祭に参加したほか、昨年には同賞関連のリモート座談会に北九州市漫画ミュージアムの田中時彦館長を招くなど、北九州市との漫画交流を進めていました。


選ばれた漫画家は滞在中、創作活動に従事するほか、KPFへの参加や北九州市漫画ミュージアムなど文化施設への訪問を行う予定です。