台湾映画「ひとつの太陽」(陽光普照)が、第93回アカデミー賞国際長編映画賞のショートリスト(ノミネート前の最終候補)に選出されました。米映画芸術科学アカデミーが現地時間2月9日に発表しました。台湾代表作品がショートリストに選ばれるのは2012年の「セデック・バレ」以来となります。
「ひとつの~」は台湾の家族の物語を描く作品。チョン・モンホン(鍾孟宏)監督がメガホンを取り、2019年の映画賞「金馬奨」で長編作品賞を含む5冠を制しました。
李永得文化部長(文化相)は、台湾映画に確かな実力があることの証明だと喜びを示しました。
「ひとつの~」は、各国を代表する14作品とともにノミネート前の最終投票に進み、投票を勝ち抜けばノミネートされます。ノミネート作品は来月15日に発表される予定です。ノミネートを果たせば、2001 年(当時は外国語映画賞)の「グリーン・デスティニー」以来となります。「グリーン~」は受賞しました。
ノミネート候補には、アジアの作品として香港の「少年の君」、イランの「サン・チルドレン」も選ばれました。
授賞式は4月25日に開かれます。