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東京国立博物館の故宮特別展 一部展示作品入れ替えへ

  • 日付:2014-08-03
東京国立博物館の故宮特別展 一部展示作品入れ替えへ

東京国立博物館で開催されている「台北 国立故宮博物院 ―神品至宝―」の展示品の一部が8月5日から変更されることになりました。日本とゆかりが深い北宋・蘇東坡の書「行書黄州寒食詩巻」(寒食帖)などの書や絵画6点が9月15日まで展示されます。



故宮側によりますと、1920年代に日本人収集家の手に渡った「寒食帖」は、関東大震災で起きた火災で焼失することもなく、1937年には京都で展示されたこともあったといいます。のちに台湾に渡り、1987年に故宮側に購入・収蔵されたということです。



展示品の入れ替えに先立って8月4日には特別内覧会が開催され、馬英九総統夫人の周美青さんが出席しました。また、同1日には展覧会のサポーターを務める歌手の一青窈さんによるイベントのイメージソング、「LINE」の完成記念ミニライブが東博本館前で行われました。



この特別展は今月25日で開催満1カ月を迎え、20万人以上が足を運びました。このうち、門外不出とされていた「翠玉白菜」を見ようとする入場者が多く、2週間の 限定公開中に15万人を突破しましたが、書道に関心の高い日本人も多いことから、新たに公開される書道作品は勝るとも劣らない盛況を見せるのではと期待されています。