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台湾・屏東に草間彌生さんの観賞魚アートが出現

  • 日付:2014-06-13
台湾・屏東に草間彌生さんの観賞魚アートが出現

台湾南部の屏東農業生物科技園区(バイオテクノロジー・パーク)に13日、観賞魚とカボチャをモチーフにした日本の前衛芸術家、草間彌生さんのアート作品が登場しました。この日は除幕式が行われ、身近に芸術を楽しむことができるようになりました



屏東農業生物科技園区は政府が推進する自由経済モデル区の1つで、世界で唯一農業・水産業に特化したサイエンスパークです。また、敷地内にあるオペレーション・センターはアジア太平洋最大規模の水族研究センターで、これまでに発光魚やホタルエビなどを開発して特許を取得し、大きな付加価値を産み出してきました。



同園区では新しく建設される営運中心のビル落成を記念し、観賞魚をテーマとするパブリックアートの制作を草間さんに依頼しました。完成したモザイクアートの魚と大きなカボチャは農水産業の研究発展や従来型産業と先端テクノロジーの結びつきによる無限の可能性を意味するということです。



台湾の農水産業分野の輸出のうち重要な部分を占める観賞魚の輸出は、検疫など通関手続きが亜太水族営運中心を通して行われており、同園区では将来、関連事業を更に成長させるべく、欧米・中国大陸への市場拡大、魚種の規制緩和、通関手続きのスピード化に取り組みたいとしています。