優れたアジア映画を表彰する「第14回アジア・フィルム・アワード」の受賞者が10月28日発表され、台湾のコー・シューチン(柯淑勤)が「ひとつの太陽」(陽光普照)で助演女優賞を受賞しました。台湾映画では、スリラー映画「返校」が視覚効果賞に輝きました。
同アワードは、香港、東京、釜山の各国際映画祭が共同で2013年に設立したアジア・フィルム・アワード・アカデミーが開催するものです。今年の授賞式は釜山で開かれる予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンラインでの発表となりました。アジアの11の国・地域の計39作品が16部門の賞を争いました。
シューチンは事前録画した受賞スピーチで、審査員や同作のチョン・モンホン(鍾孟宏)監督に感謝を伝えた上で、「2020年は全ての人にとって大変な一年だった。でも愛は全てを変えられると信じている」と語りました。
作品賞には韓国の「パラサイト 半地下の家族」が選ばれました。同作は最多4部門を制しました。