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漫画で台湾文化をPR 漫画家・左萱さん、駐日台湾文化センターのパンフレットの絵を担当

  • 日付:2020-05-29
漫画で台湾文化をPR 漫画家・左萱さん、駐日台湾文化センターのパンフレットの絵を担当

台湾の漫画家、左萱さんがこの度、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターのパンフレットの絵を手掛けました。左さんは繊細で美しい画風を持ち味としています。同センターの王淑芳センター長は、海外で台湾の文化をPRするのと同時に、競争力がある台湾の漫画家を世界に売り込んでいきたいと意気込んでいます。

東京都虎ノ門にある同センターでは、台日交流イベントの年間予定や台湾の文化施設などの情報を一つにまとめたパンフレットを毎年作成、配布しています。

同センターによると、左さんが今回描き下ろしたイラストは、制作段階から日本の各界から公表を得ており、ノートやクリアファイル、紙袋などのグッズも制作することが決まっています。台湾漫画PRのため、各界の要人に配布するということです。

左さんの作品には、伝統的な宗教行事を通して北部・桃園市大渓の風景や人情を描いた「神之郷」や、料理研究家フー・ペイメイ(傅培梅)をテーマにした「五味八珍的歳月」などがあります。神之郷上巻(Summer Temple Festival I)は、第10回日本国際漫画賞で入賞し、日本語版が電子書籍化されています。

パンフレット作成について、「機会をもらえてうれしい」とコメントした左さん。風景やグルメのほかにも、民家の窓飾りやマジョリカタイルなど、台湾の日常生活において当たり前でいてそれでいて美しいものの魅力を伝えたいと話しました。イラストを描き終えた後、もう一度台湾各地を回ってみたくなったといいます。

同センターは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、4月6日以降休館していましたが、緊急事態宣言の解除に伴い、6月11日に開館する予定です。