愛知県で7月30日に日本最大級の国際芸術祭「あいち2022」が開幕しました。参加している台湾のアーティストが作品の展示を通じ、台湾のソフトパワーを発信します。
台北駐日経済文化代表処台湾文化センターによれば、同祭に参加しているのは黄心健氏、許家維氏、余政達氏の3人です。新型コロナウイルスの影響で、訪日はかなわなかったものの、創造的な作品を披露しています。
黄氏は米国のアーティストと共同で、映像インスタレーションに仮想現実(VR)を組み込んだ作品を出品。「トゥー・ザ・ムーン」と題された同作では、壁と床の4面に宇宙のイメージを投影し、観客を迫力ある映像と音楽で包み込み、月面の旅へといざないます。
許氏もVRを使い、愛知県の歴史を紹介する「土の工藝」などを展示。余氏は、シンガポールのアーティストとのパフォーマンス・デュオ「西瓜姉妹(ウォーターメロン・シスターズ)」として、空間全体を使ったインスタレーションを展開しています。