6月23日、東京国際映画祭のシニア・プログラマーの石坂健治氏と公益財団法人横浜市芸術文化振興財団業務執行理事の小野晋司氏が台北駐日経済文化代表処台湾文化センターの招待で台湾を訪問し、文化部(文化省)の李遠部長(大臣)と会談しました。 李部長は、石坂氏との出会いについて、オルタナティブスクー ...もっと
国立台湾文学館(台南市)が2019年から修復を進めてきた「糧食局台北事務所」だった歴史的建造物が6月6日、「台湾文学糧倉」として正式にオープンしました。文学と分野横断的なクリエーターに新しい交流スペースを提供するとともに、多様な育成プログラムを打ち出し、この新たな拠点を台湾文学創作の支援の場とします ...もっと
文化部(文化省)は6月3日、第44回行政院(内閣)文化賞の受賞者を発表しました。今回、台湾の文化界で最高栄誉とされる行政院文化賞を受賞したのは、楊麗花(林麗花)さん、傅明光さん、呉晟(呉勝雄)さんの3人。文化部の李遠部長(大臣)は自ら受賞者に電話をかけて祝意を伝えました。李部長は受賞した3人について ...もっと
国立台湾美術館(NTMoFA)は今年、初めて「国美進駐(NTMoFAインターナショナル・レジデンシー)」プログラムを始動し、世界53カ国から計183人の研究者・アーティストの応募がありました。選考結果が先ごろ発表され、最終的に選ばれたのは学術とキュレーションにおける豊富な経験を備えた海外の研究者2人 ...もっと
台湾文化を発信するイベント「TAIWAN PLUS」が今年、初めて大阪で開かれます。大阪・関西万博の開催に合わせ、8月9、10日と16、17日の2週末連続で実施します。開催期間は例年より長く、22万人以上の来場を見込んでいます。 文化部(文化省)と、同イベントを主催する非政府組織(NGO) ...もっと
文化部(文化省)は大阪・関西万博の開催に合わせ、台湾文化をPRするイベント「We TAIWAN」を8月2日から20日まで大阪市内の4会場で開催します。これに先立ち、同部は5月15日、イベントのメインビジュアルとキャラクター「a-We」(アウィー)のデザインを公開しました。台湾と日本から計38組のアー ...もっと
文化部(文化省)は5月3日、台北市の華山文化創意産業園区で第1回百大文化基地の発表会を開催しました。李遠文化部長(文化相)、彭啓明環境部長(環境相)、審査委員長の柴松林さんをはじめとする審査委員、各省庁と地方文化当局の代表らが出席しました。 李遠文化部長は、百大文化基地計画には計1000カ ...もっと
日本の「えほん50」リストが先ごろ発表され、国立台湾博物館の「捉迷蔵(邦題:まぼろしの雲豹をさがして)」が選出されました。本書は美しい絵とロマンあふれるストーリーで、読者が思わず細かく観察し、何度も読み返す作品です。台湾で好評を博しただけでなく、日本の出版市場でも成功を収めました。 「まぼ ...もっと
台北駐日経済文化代表処台湾文化センターと誠品生活が共催し、中華文化総会のカルチャー雑誌「新活水」が協賛する「台湾絵→Way to Taiwan台日イラスト特別展」が9月12日、台湾文化センターで開幕しました。会期は10月31日まで。この特別展では、台湾と日本のイラストレーター14人の作品計 ...もっと
台北駐日経済文化代表処台湾文化センターと紀伊国屋書店は昨年、日本の6都市で開催したブックフェアが大変好評をいただきました。これに続いて今年も、8月末から10月31日の期間、日本全国の33店舗以上の紀伊国屋書店で「おすすめ台湾本」ブックフェアを順次開催しています。9月6日には、紀伊国屋書店新宿本店でオ ...もっと
台湾文化発信イベント「TAIWAN PLUS」が9月16日から2日間、東京・上野恩賜公園で開催されるのを前に、8月8日には東京の誠品生活日本橋でPR会見が行われました。出席した台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)は、昨年は20万人が来場したことに触れ、今年はさらに多くの人を引き付けたいと ...もっと
台湾タピオカミルクティーの店が日本の街中でも多く見られ、流行しています。こうしたトレンドを受けて、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターは8月31日まで、同センターで、台湾茶文化と台湾茶器選「台湾茶のある暮らし」展を開催しています。この展覧会では、台湾の芸術家である張清淵さん、林貴生さん、林国信さん ...もっと
台湾人アーティスト3人の作品を集めた展覧会が6月3日、山口県山口市の山口情報芸術センター(YCAM)で始まりました。「浪のしたにも都のさぶらふぞ」などの作品を展示しています。「浪のしたにも~」は日本の近代化とともに産業が発展し、国際貿易港が誕生した福岡県北九州市の門司と門司港を舞台に、人形浄瑠璃とC ...もっと
台湾と日本の芸術家の版画や油絵などを展示する「2023台日美術交流展」の開幕式が4月8日、台北市の国父記念館で開かれました。計140点が展示されており、台日の芸術交流展としては新型コロナウイルスの感染拡大以降で最大規模だとしています。台湾の美術団体「台湾今日画家協会」と日本の「新構造社」が共同で開催 ...もっと
がんで亡くなった娘が暮らした台湾の各地を巡り、その風景を描いてきた画家、藤井克之さんの個展「台湾を描く 藤井克之墨彩画展」が3月15日、東京・虎ノ門の台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで始まりました。細やかな線で縁取られた水墨画を優しい色使いで彩った作品の数々。藤井さんは描きたい場所がまだ多くあ ...もっと
台湾と日本の漫画家が互いに感謝を込めて描いた色紙を展示する「漫画の絆 台日色紙展」が3月9日、東京都内の書店で始まりました。この日オープニングセレモニーが開かれ、あいさつに立った謝長廷駐日代表(大使に相当)は、漫画は言葉の壁を乗り越えられると語り、漫画で台日の絆を築くことは双方にとって最高の友情の証 ...もっと
許文龍は1928年、台湾南部・台南の貧しい街に生まれ、幼い頃から働きながら学びました。その頃、公立博物館をよく見学しており、「大衆のための博物館を建てたい」という願いを持つようになりました。31歳でABS樹脂の大手である奇美実業を設立し、「台湾のアクリルの父」と呼ばれるようになり、70歳で液晶パネル
呉登興は1981年、台湾中部・雲林県北港鎮の伝統芸陣(祭りなどで行われる武芸)の家庭に生まれました。幼い頃から芸陣を演じることが好きで、獅子頭の制作も学びたいと熱望していました。呉登興は、「獅子舞は長い歴史を持つ伝統芸能で、各地それぞれに独自の獅子舞があり、獅子頭の形も全く異なります。北京には北京獅
台北郵局(台北郵便局)は1898年に建てられ、当初は日本式の木造2階建ての建物でした。1913年2月に火災で焼け落ち、同年11月に同じ場所に木造の臨時局舎が建てられました。1928年、日本の建築家である栗山俊一が新たな郵便局の設計に着手し、2年後の1930年、鉄筋コンクリート造り3階建ての台北郵便局
日本統治時代から「中華民国への復帰」という時期の台湾で、日本語と中国語の教育を受けた高而潘は、台湾の戦後第1世代の建築家です。建築という専門分野から国家建設の推進に協力し、社会の変化を考え、また、美しさと実用性を追求しました。業界団体と体制改革においては、建築業界の専門家らと団結して住環境と公共の安
医師であり作家でもあるトパス・タナピマは台湾中央部・南投県信義郷生まれで、ブヌン族。祖父は集落の頭目で、父はキリスト教の牧師です。トパス・タナピマは高雄医学院(現高雄医学大学)医学科の公費生に合格し、同大学で学んでいる間、大学の文学クラブ「阿米巴詩社(Amoeba Poem Club)」に参加し、文